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暗黙のルール

ふたりで生活をはじめるにあたり、まずはお互いのルールを決めましょう。

どんなに仲の良い恋人同士だって、入り込んで欲しくないプライベートな部分を持っているはずです。
どうしてもして欲しくないこと、されるとイヤなことなどは、時間が経つにつれて言いにくくなるものですから、できるだけ最初のうちに、相手に伝えておきましょう。

ただし伝え方にもコツがあります。
「これはイヤ、あれもダメ」なんて禁止事項をまくしたてるのは、良くない方法。
なにも困らせようとするわけじゃないけれど、人間の心理として「見るな」「触るな」といわれるとよけい見たくなるし触りたくなるものですよね。

「こうされるよりこうしてほしい」「こっちのほうが嬉しい」など、好意的な伝え方が効果的ですし、気まずくなることもないでしょう。
これは、一般の人間関係でも同じですよね。

たとえば、こんなときはどうですか?

《本を読んでる時(音楽を聴いてる時)に話しかけるな!》
→ちょっと今は集中したいから、あとでいいかな。
《もぅ、服(靴)を脱ぎっぱなしにしないでよー!》
→脱いだ服はこのカゴに入れてね。(入れやすい位置にカゴを用意)
→靴を脱いだら、そろえてね。(靴箱に入れさせるまでには高等テクニックが必要)
《私が洗い物してる横でいっつもゴロゴロ!ウンザリ!》
→食べ終わったら片付けるの手伝って。そのあと一緒にゴロゴロしようよ。(ときどきは役割をかわってもらい、その大変さを教えてあげること)

初めて一緒に暮らすとなると、気になることは、きっとまだまだあるはず。
でも、あまり口うるさくすると、「オカンみたい」って嫌がられちゃうこともあるので、ほどほどに。
あなたも、あれこれダメ出しされたら、うんざりしちゃうでしょ?

■ふたりのルールはふたりで育てる

ここで重要なのは、口で何度もいわなくても、わかるように仕向けること。

ものを散らかさないで!と訴えたりイライラするより、まずは「ここに入れてね」と、入れる場所を作ってあげたほうが、自然とそこに入れるようになるものです。
片づけが苦手な人にはとくに、「片づけやすい位置」へ「入れやすい形」のものを選んであげるといいですね。

それから、普段じぶんがあたりまえのようにしていることも、ときどきは相手に役割をかわってもらい、その大変さをわからせてあげるのも重要です。
大変さがわかれば、「少しは楽にしてあげたい」という心理も働いて、うまくいくようになることもあります。
やりすぎて、「ワタシ、いつのまにか彼のお母さんになってる?」なんて思ってしまうのも、なんだか寂しいですからね。

ちょっぴり高度なテクニックもありますし、なんだか『しつけ』みたい?なんて思うこともありそうですが、お互いが気持ち良く、長く暮らしていくためには、ぜひうまくいくようにがんばってください。
譲り合う気持ちも大切ですが、どうにも我慢できないことをかかえたまま、何年もやっていけないでしょ?
もちろん、相手にお願いするなら、自分もそのように行動するのをお忘れなく。

ふたりの住む場所なのだから、ふたりが心地よく暮らせるといいですね。
そのことをお互いによく理解しあいましょう。

» 次は『生活拠点をかんがえる』というお話です